養育費─明石市の試策

弁護士の佐藤剛志です。

兵庫県明石市で、不払い養育費を補填する制度が試行されているそうです。

これは、市が直接に不払いの養育費を払うというのではなく、養育費を受ける者が養育の支払いについて保証会社と契約を結び、その保証料を市が立て替えるという制度です。
不払いが生じた場合は保証会社から養育費が支払われ、保証会社が不払いの養育費を代わりに支払い義務者に請求するというものです。

この方法で、契約期間は養育費を確実に受け取れるようにしようとするものです。

養育費の不払いを離婚当事者の個人的な問題ととらえると、公費をどこまで使うことができるかという問題もあります。しかし、子供の成長、将来の市民を育てるという観点から考えると、単純に個人の問題とも言い切れないと思います。

私も養育費の不払いの問題の相談を受けることがありますが、弁護士としてできることは相手方の給料の差押え等、どうしても事後的で、費用等もある程度かかる対応になってしまいます。

少子化やひとり親の貧困化等の問題を考えると、総合的な対策を考える必要があり、明石市のような取り組みも考える意味があるのかなと思います。